白書シリーズの概要説明

この白書は、連邦CIO評議会に於ける二つの作業グループである知識政府(KM.GOV http://km.gov)とセマンティックス相互互換実用化コミュニティ(SICoP)との活動成果である。 この白書の目的は、セマンティック技術の概要とセマンティックWebのビジョンを理解してもらう事にある。 これ等の技術は情報理論として進歩しつつあるが、未だ総てのIT問題に対する万能薬となるものではない。

この文書は、連邦政府、州政府及び地方政府に於けるデータ管理、情報管理および知識管理に責任を持っている部門エクゼクティブ、CIO、エンタープライズアーキテクト、IT専門家及びプログラム管理者向けに作られたものである。

 

モジュール 1: セマンティック技術の概要とセマンティックWebのビジョン

この白書はセマンティック技術の原理および能力とセマンティックWebのゴールとを読者に理解してもらう事を狙いとしている。 これは、セマンティックと言う概念を研究段階から実世界へと移らせつつある新しい標準、スキーマおよびツールに関する情報に沿って述べる事により意味処理分野に関する基礎知識を提供する。 更に、より効率的な機械処理や最終的には、多くの新しく、且つ、強力な自動計算能力を実現可能ならしめる特定のシステムやアプリケーションに依存しないより豊富な用語を用いたデータ記述の方法に付いても説明する。

この白書は、政府機関や政府パートナに対して直ぐ効果があると思われるセマンティック技術アプリケーションに焦点を絞っている。 それらにはセマンティックWebサービス、情報相互互換および知的検索が含まれている。 更に、セマンティックWebに至る道を成すプロトコル、スキーマおよびツールの状況や現在の利用状況に付いても説明する。

 

[コメント] : 我々は読者にセマンティック技術に対して深く理解する事、次世代のワールドワイドウェブに対して感謝する事、デジタル情報を処理する為のこれ等の新しいアプローチが、難しい情報共有問題を解決する為にどの様に用いられるのか分かる事を欲する。

 

 

 

目次へ